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株式投資 指標用語辞典

PER・ROE・FCFなど、米国株の分析でよく登場する指標の用語をやさしい日本語で解説します。定義と計算方法、そしてその数値が高い場合・低い場合に何を意味するのか(解釈の方向)も併せて記載しています。すべての説明は事実の記述であり、売買の勧誘ではありません。

こう読むとわかりやすいです
  • はじめての方は — 各用語の「かんたんに言うと」と「何がわかるか」だけ読んでも方向はつかめます。
  • さらに深く見たい方は — 「留意」ボックスでその指標がいつ歪むのか・どの指標と併せて見るべきかを、「エピソード」ボックスで歴史上の実例を確認できます。
  • すぐ活用するには — 用語ページ末尾の銘柄リンクから実際の会社の数値を確認するか、銘柄検索·銘柄比較で同じ指標をセクターの基準値と併せて見られます。

用語名はもちろん、別称(P/E)や一行の意味からでも探せます。英語の略語・日本語の解説・相場用語のどれで入力してもヒットします。
「エピソード」と入力するか、下の エピソードをまとめて見る チップを押すと、歴史上の実例が含まれる用語だけをまとめて見られます。 現在の全体 160件(エピソード 47件)。

バリュエーション

利益・資産・売上に対して株価の水準がどの程度かを見る指標

PER(株価収益率)逸話
株価が1株当たり利益(EPS)の何倍で取引されているかを示す代表的なバリュエーション指標。
PBR(株価純資産倍率)逸話
株価が1株当たり純資産(BVPS)の何倍か — 会社が持つ純資産に対する株価を見る指標。
PSR (株価売上高倍率)逸話
時価総額が年間売上高の何倍かを示す指標で、利益が少ない、または赤字の成長企業の評価に使われます。
EV/EBITDA (企業価値倍率)逸話
企業価値(EV)がEBITDAの何倍か — 負債まで含めて会社を評価するバリュエーション倍率。
配当利回り (Dividend Yield)逸話
株価に対して1年間の配当金が何%か — 株を買うと配当で得られる年間利回り。
DCF (割引現在価値法)
将来に稼ぐ利益を現在の価値に換算して合計する「理論上の適正価値」の推定方法。
PEG(株価収益成長率)逸話
PERを利益成長率で割った値 — 成長の速さまで踏まえて株価の水準を見る指標。
配当性向 (Payout Ratio)
会社が稼いだ利益のうち何%を配当として分配しているか — 配当の余力と持続可能性を見る指標。
配当落ち (Ex-Dividend)
この日以降に買うと今回の配当を受け取れなくなる基準日 — 配当を受け取る権利が外れ、通常は株価も配当金の分だけ下がって始まります。
配当成長・配当貴族 (Dividend Growth・Aristocrats)逸話
配当金を毎年着実に増やしてきた度合い — 長年増やし続けてきた企業を「配当貴族」と呼びます。
FCF利回り (FCF Yield)
時価総額に対してFCFが何%かを示す指標 — 会社が稼ぐ現金を基準に株価の水準を見ます。

収益性

会社が資本・資産・売上でどれだけ効率的に稼いでいるかを見る指標

成長性

売上・利益がどれだけ速く伸びているかを見る指標

キャッシュフロー

帳簿上の利益ではなく、実際に残る現金を見る指標

安定性

負債の負担と財務の健全性を見る指標

基本

他の指標の土台となる基礎的な概念

EPS(1株当たり純利益)
会社の純利益を発行株式数で割った「1株が稼いだ利益」— PER計算の分母。
時価総額 (Market Cap)逸話
現在の株価 × 発行済株式数 — 会社全体を今の株価で買った場合の金額(会社の規模)。
TTM (直近12か月)
直近で完了した4四半期を合計して1年分として見た値 — 四半期ごとにばらつく業績をならして最新の状態で見る基準。
YoY(前年同期比)
今期を1年前の同じ期間と比べる方法 — 季節の影響を除いて本当の成長を見る、最も基本的な比較の基準。
QoQ(前四半期比)
今四半期を直前の四半期と比較する方法 — 最新の変化を素早くつかめますが、季節の影響を受けます。
予想・実績 (Forward・Trailing)
指標を過去の実績で計算すれば後行(トレーリング)、将来の推定値で計算すれば先行(フォワード) — 同じPERでもどちらかによって値が異なります。
ブルーチップ (Blue Chip)
長期間にわたり安定して利益を上げてきた大型優良銘柄 — カジノで最も価値が高い青いチップに由来する「信頼できる株」の別名。
ペニー株 (Penny Stock)
株価が非常に低い(通常5ドル未満)超低価格の小型銘柄 — 変動性や仕手・詐欺のリスクが大きく、入門者はとくに注意が必要な領域。
発行済株式数・流通株式数 (Shares Outstanding)
会社が発行した株式の総数 — 時価総額やEPSなど多くの指標の分母となる基礎の数字。
ADR (米国預託証券)
外国企業の株式を米国市場で取引できるようにした証券 — 米国口座で海外企業に投資するための経路。

財務の基礎用語

指標を計算する材料となる財務諸表の基本項目・用語

CapEx (設備投資)
工場・機械・建物のように長く使う設備に充てるお金 — 未来のための投資支出。
EBITDA(償却前営業利益)逸話
営業利益に減価償却費を足し戻した値 — 本業が生み出す現金に近い利益のものさしです。
営業キャッシュフロー (OCF)
会社が本業を回して実際に稼いだ現金 — 帳簿上の利益ではなく、実際に入ってきたお金です。
売掛金 (Accounts Receivable)
商品・サービスを売ってまだ受け取っていないお金 — 売上には計上されたが現金は入っていない掛け取引。
運転資本 (Working Capital)
事業を回すのに固定される資金 — 流動資産から流動負債を引いた、短期の運営に必要な資金。
のれん (Goodwill)逸話
他の会社を買うときに純資産価値より上乗せして払った差額 — ブランド・顧客など目に見えない価値。
純負債 (Net Debt)
負債総額から保有現金を差し引いた実質的な借金 — すぐに返せる現金を踏まえた負債の重さです。
BPS (1株当たり純資産)
自己資本を発行株式数で割った値 — 1株に含まれる帳簿上の純資産。PBRの分母。
減価償却 (D&A)
長く使う資産の価値が年々減る分を費用として配分したもの — 現金が出ていかない費用です。
GAAP・Non-GAAP(調整後利益)
定められた会計基準(GAAP)に従って算出した公式の利益と、会社が一部の項目を除いて別途発表する調整後(Non-GAAP)利益の違い。
売上高 (Revenue)
会社が製品・サービスを販売して得た総額 — すべての利益とバリュエーションが出発する損益計算書の一番上の行(トップライン)。
営業利益 (Operating Income)
売上から本業にかかった費用(原価+販売管理費)を差し引いた利益 — 利息・税金・一時的な項目を引く前の、本業の力を見る利益。
純利益 (Net Income)
売上からすべての費用・利息・税金を差し引いた後、最終的に残る利益 — 損益計算書の一番下の行(ボトムライン)。
自己資本 (Equity)
会社全体の資産から返すべき借金(負債)を差し引いた、株主の取り分 — ROE・PBR・負債比率の土台となる純資産。
総資産 (Total Assets)
会社が持つすべての経済的資源の合計 — 株主のお金(自己資本)と借りたお金(負債)で用意した家計全体。
10-K・10-Q(SEC 開示)
米国上場企業が SEC に義務として提出する業績報告書 — 10-K は年次(監査済み)、10-Q は四半期。当サービスの財務データの出典です。
臨時報告 (8-K)
会社に大きな出来事があったとき、定期報告書を待たずにすぐ提出する米国の開示 — 何があったかが«項目番号»で一緒に記されます。
リスク要因 (Risk Factors)
年次報告書の中で、会社が「当社の事業にはこうしたリスクがある」と自ら記す項目 — 毎年書き直されるため、何が加わり何が消えたかが記録として残ります。
セグメント別売上 (Segment Reporting)
会社が売上・利益を事業セグメントや地域ごとに分けて開示すること — 会計基準上、「経営陣が実際に分けて見ている単位」で記載することになっている。
20-F・6-K(外国発行人の開示)
米国に上場する外国企業が10-K・10-Qの代わりに提出する書類 — 年次は20-F、随時は6-Kで、四半期報告の義務がありません。
DEF 14A(株主総会 委任状)
株主総会を前に会社が株主へ送る案内書 — 何を決議するのか、経営陣にいくら支払うのかがここに記されています。
ARS(株主向け年次報告書)
株主総会の案内とともに株主へ送る年次報告書 — 10-Kと内容が重なりますが、読んでもらうために作られた冊子です。
11-K(従業員株式制度の年次報告)
従業員の退職・株式購入制度がその年にどう運営されたかを別途提出する年次報告 — 主役は会社ではなく«制度»です。
40-F(カナダ企業の年次報告書)
米国に上場したカナダ企業が提出する年次報告書 — カナダの規定どおりに作成した書類をそのまま米国に提出します。
S-8(役職員向け株式報酬の登録)
役職員に渡す株式をあらかじめ登録する書類 — 何株を新たに発行できるようにしてあるかが記載されます。
優先株 (Preferred Stock)逸話
配当を先に・決められた分だけ受け取る代わりに、通常は議決権がない株式 — 株式と債券の中間の性格を持つ。
財務諸表(貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書)逸話
会社の家計を示す三つの表 — 持っているもの(貸借対照表)、稼いだもの(損益計算書)、実際に出入りした現金(キャッシュフロー計算書)。
損益計算書 (Income Statement)
一定期間にいくら稼ぎ、いくら使ったかを示す成績表 — 売上から費用を段階的に差し引き、利益ができあがる過程。
貸借対照表 (Balance Sheet)
ある一時点で会社が持っているもの(資産)・返すべきもの(負債)・株主の取り分(自己資本)を示す財産のスナップショット。「資産 = 負債 + 自己資本」。

業績・市場

決算発表(アーニング)と、それを取り巻く市場の期待・見通しを読むための用語

マクロ・経済

個別企業の外から株価・業績に影響を与えるマクロ環境 — 金利・物価・中央銀行

インフレーション (Inflation)逸話
物価が全般的に上がる現象 — 貨幣の価値が下がり、企業のコスト・消費・金利・株価の全般に影響を与える。
金利(政策金利)
お金を借りる値段 — 中央銀行が決める政策金利が、融資・預金・債券・株価評価の土台になります。
FRB(Fed・連邦準備制度)逸話
米国の中央銀行 — 政策金利を決め、通貨量を調節して物価と雇用を管理し、その決定が世界中の株式市場を揺らす。
CPI(消費者物価指数)逸話
消費者が買う物やサービスの価格をまとめて、物価がどれだけ上がったかを測る代表的な指標 — インフレを測る中心的なものさしです。
雇用指標 (非農業部門雇用者数・NFP)
米国で農業を除いた部門の雇用が1か月でどれだけ増えたかを見る指標 — 景気の体温計であり、FRBの金利決定の重要な根拠。
小売売上高 (Retail Sales)
消費者が1か月間に店舗やオンラインでどれだけ使ったかを見る指標 — 経済の約70%を占める消費の強さを示します。
消費者信頼感指数 (Consumer Sentiment)
消費者が景気や自分の家計をどれだけ楽観・悲観しているかをアンケートで測る指標 — これからの消費を先取りして覗く窓。
PPI(生産者物価指数)
企業が製品を作って売るときに受け取る価格(生産者段階の物価)がどれだけ上がったかを見る指標 — 消費者物価(CPI)の前の段階。
PCE (個人消費支出物価指数)
消費者が実際に使った支出をもとにした物価指標 — FRBがインフレ目標(2%)を判断する際に最も重視する物差し。
GDP(国内総生産)逸話
一国が一定期間に生み出したすべての財・サービスの価値の合計 — 経済の大きさと成長の速さを見る、最も大きな指標。
PMI・ISM (購買担当者景気指数)
企業の購買担当者に景況感を調査して作る指数 — 50を超えれば拡大、下回れば縮小。景気の方向を早く見る先行指標。
新規失業保険申請件数 (Jobless Claims)
1週間に新たに失業保険を申請した人の数 — 毎週出る最も速い雇用指標で、労働市場のほころびを早く捉える。
基軸通貨 (Reserve Currency)
国際取引や外貨準備の基準として使われる通貨 — 現在は米ドル。そのため米国の金利や政策が世界中の市場を揺らす。
為替レート (Exchange Rate)
2つの国の通貨の交換比率 — ドル/ウォン為替レートが上がると米国株のウォン換算価値も変わり、韓国の投資家に直接影響します。
キャリートレード (Carry Trade)逸話
金利の低い国の通貨を借りて、金利・収益の高いところに投資し差益を狙うこと — 日本の円が代表的(円キャリー)。解消されると市場が揺れる。
量的緩和・テーパリング (QE・Tapering)逸話
中央銀行が国債などを大量に買い入れて市中に資金を供給する政策(量的緩和)と、その買い入れを徐々に減らすこと(テーパリング)。
長短金利差・金利逆転 (Yield Curve)逸話
満期の長い国債と短い国債の金利の差 — 通常は長期の方が高いが、短期の方が高くなる(逆転)と景気後退の予兆と見なされる。
米国債 (Treasury)逸話
米国政府が資金を借り入れる際に発行する債券 — 世界で最も安全な資産とされ、金利や株式市場の基準点になります。
ソフトランディング・ハードランディング (Soft・Hard Landing)逸話
中央銀行が金利を引き上げて物価を抑えつつ景気後退を避ければソフトランディング、景気が急激に落ち込めばハードランディング。

企業イベント

空売り・増資・M&Aのように株価と株主持分に影響を与える企業・市場のイベント

空売り (Short Selling)逸話
株式を借りて先に売り、後で低い価格で買い戻して返すことで差益を狙う取引 — 株価の下落に賭ける方法。
有償増資・希薄化 (Dilution)
会社が新しい株式を発行して資金を調達すること — 株式数が増え、既存株主の1株あたりの取り分(持ち分)が薄まる。
シェルフ登録 (Shelf Registration)
会社が今後、株式や債券を発行できるようにあらかじめ登録しておくもの — 登録そのものは発行ではなく「必要なときに取り出せる権利」です。
合併・買収 (M&A)
ある会社が別の会社を買い取る(買収)、または二つが一つになる(合併)こと — 一気に規模を大きくできますが、支払う価格が高ければ価値を削ることもあります。
S-4 (合併・株式交換の登録書)
買収・合併の対価として現金ではなく新株を発行する際にSECへ提出する登録書類 — 交換比率と取引条件が記載される。
S-1(証券登録届出書)
株式を新たに売るためにまず提出する登録書類 — 上場(IPO)時に初めて提出し、その後も新たに売るたびに提出します。
Form 4(インサイダー取引報告)
会社の役員・取締役・10%株主が自社株を売買した際、2営業日以内に提出する報告書 — 取引ごとに「どの種類か」がコードで付きます。
13F(機関の保有報告)逸話
米国で大きな資金を運用する機関が四半期ごとに提出する保有明細 — 四半期末時点が基準で、その四半期が終わってから最大45日後に公開されます。
大量保有報告 (13D・13G)
一人の投資家が議決権株式の5%を超えて持つと提出する報告 — 経営に関与する意思があれば13D、単純投資なら13G。
プライベートクレジット (Private Credit)
銀行や公募社債の代わりに、プライベートエクイティなどが企業へ直接行う貸付 — 迅速で柔軟な一方、金利は高めです。
ショートカバー (Short Covering)
空売りした投資家が借りた株式を返すために買い戻すこと — この買いが集中すると株価を押し上げ、ショートスクイーズにつながることもある。
株式分割 (Stock Split)逸話
1株を複数の株に分けて1株あたりの価格を下げること — 会社の価値はそのままで、株数だけ増えて取引しやすくなる。
IPO・上場 (Initial Public Offering)
非上場企業が初めて株式を一般投資家に公開・上場すること — 誰もがその株式を買えるようになる出発点。
スピンオフ(Spin-off・会社分割)
会社が一つの事業部門を切り離し、独立した別の上場会社として分離すること — 既存株主は新会社の株式を分配して受け取る。

市場の流れ・心理

強気相場・調整・ショートスクイーズのように市場全体の雰囲気・流れと投資家心理を表す用語

ショートスクイーズ (Short Squeeze)逸話
空売りが集まった銘柄が逆に急騰したとき、損失を防ぐための空売りの買い戻しが集中し、株価がさらに急騰する現象。
強気相場・弱気相場 (ブルマーケット・ベアマーケット)
株価が全体的に上がる局面が強気相場(ブルマーケット)、下がる局面が弱気相場(ベアマーケット) — 一般に高値から20%の下落が弱気相場の目安とされます。
調整 (Correction)
株価が高値比で約10%ほど短期的に下落する局面 — 弱気相場(20%↓)よりは浅い、上昇途中の一服とみられることが多い。
ボラティリティ (Volatility・VIX)逸話
株価が上下に揺れ動く度合い — 大きいほど不確実性・恐怖が大きいという意味。市場全体のボラティリティ指標がVIX(恐怖指数)。
デッドキャットバウンス (Dead Cat Bounce)
急落していた株価が一時的に反発し、再び下落すること — 本当の回復ではない一時的な跳ね返りを指す表現です。
利益確定・損切り (Take Profit・Stop Loss)
利益を確定するために売るのが利益確定、損失を抑えるために売るのが損切り — どちらも「いつ売るか」をあらかじめ決めて感情的な売買を防ぐための原則です。
ナンピン買い (Averaging Down)
買った株が下がったときに買い増して平均取得単価を下げること — 反発すれば有利ですが、下げ続ければ損失が大きくなります。
尻尾が犬を振り回す (Wag the Dog)
小さな部分(尻尾)が全体(犬)を左右する現象 — 株式市場では派生商品や少数の銘柄が市場全体を揺さぶることを指します。
ブラックスワン (Black Swan)逸話
誰も予測できなかったが、起きると市場を揺るがす極端な出来事 — 事後には「そうなると思っていた」と説明されがちです。
ゴルディロックス (Goldilocks)
熱すぎも冷たすぎもしない「ちょうどよい」経済状態 — 成長は程よく物価は安定し、株式市場に最も好意的な環境。
根拠なき熱狂 (Irrational Exuberance)逸話
根拠のない楽観に流され、資産価格が実際の価値以上に膨らんだ状態 — バブルの心理的な土台です。
落ちてくるナイフ (Falling Knife)
急落中の銘柄を「安くなった」と早合点して買うこと — 落ちてくるナイフを手でつかもうとして怪我をすることになぞらえた戒めです。
FOMO(取り残される不安)
自分だけ機会を逃すのではと不安になり、遅れて追いかけて買ってしまう心理 — バブル終盤を押し上げる代表的な感情です。
グレーリノ(Gray Rhino)
はっきり見えていて十分に警告もされていたのに、人々が無視した末に直面する大きなリスク — 予測不可能なブラックスワンの反対。
カレンダー効果(サンタラリー・1月効果)
特定の時期に株価が統計的に上下する傾向 — 年末の上昇(サンタラリー)、1月の小型株の強さ(1月効果)など。ただし常に当てはまるわけではない。
四魔女の日 (Quadruple Witching)
株価指数先物・オプションなど4種類のデリバティブが一斉に満期を迎える日(四半期ごと)— 出来高が急増し、変動が大きくなります。
ミーム株 (Meme Stock)
SNSやオンラインコミュニティで話題となり、業績とは無関係に個人投資家が集まって急騰する銘柄。
恐怖・強欲指数 (Fear & Greed Index)
市場参加者が今、恐怖に包まれているのか強欲に傾いているのかを0〜100で表す心理指標 — CNNのものが有名。
ブルトラップ・ベアトラップ (Bull/Bear Trap)
上がりそうに見せかけて下落するのがブルトラップ、下がりそうに見せかけて上昇するのがベアトラップ — トレンド転換のように見せる偽のシグナルです。
デッドマネー (Dead Money)
しばらく上がりも下がりもせず動かない株式 — お金が塩漬けになり機会費用だけがかかる状態を指す表現。
サーキットブレーカー (Circuit Breaker)逸話
株価が急落したときに市場を一時停止させ、過熱やパニックを冷ます安全装置 — 電気のブレーカーが過負荷時に遮断されることから付いた名前。
ギャップ(ギャップアップ・ギャップダウン)
取引開始時に始値が前日の終値から大きく離れて始まること — 夜間に出た決算やニュースが一度に反映された結果です。
主導株・主導株相場 (Market Leaders)逸話
その時期の上昇を先頭に立って牽引する少数の主導株が市場全体を引っ張る局面 — 少数に資金が集中し、残りは取り残される。

投資の原則

分散・安全マージン・堀のように長く勝ち続けるための投資の基本原則と考え方

分散投資 (Diversification)逸話
一つの銘柄・資産に集中させず、複数に分けて持つことでリスクを減らすこと — 「卵を一つのかごに盛るな」の実践。
安全マージン (Margin of Safety)逸話
算定した価値より十分に低い価格で買い、自分の判断が外れても損失を抑えるための余裕 — バリュー投資の中心的な原則です。
堀(経済的な堀・Moat)逸話
競合が簡単には追随できない持続的な競争優位 — 城を囲む堀のように、会社の利益を守ります。ウォーレン・バフェットが重視した考え方です。
複利 (Compounding)逸話
利益にさらに利益が付いて雪だるま式に膨らむ効果 — 期間が長いほど威力が飛躍的に大きくなる、長期投資の中心的な原理です。
逆張り投資 (Contrarian)逸話
群衆と反対に — 皆が恐怖で売るときに買い、貪欲で買うときに売る投資の考え方。簡単ではありませんが、大きな機会は恐怖の中にあるとみます。
モメンタム (Momentum)
上がる株はさらに上がり、下がる株はさらに下がるという傾向に乗る考え方 —「トレンドは友達」というトレンドフォロー戦略。
平均回帰 (Mean Reversion)
株価や指標が行き過ぎて離れると、やがて平均に戻っていく傾向 — 上がり過ぎたものは下がり、下がり過ぎたものは上がるとみる視点。
積立投資・ドルコスト平均法 (DCA)
一度にまとめて投じるのではなく、決まった金額を継続的に分けて買い、平均取得単価の揺れを抑える投資方法。

デリバティブ

オプション・先物のように株式・指数を原資産とするデリバティブ — ヘッジ(リスク防御)や方向性への賭けに使われる

株価指数

米国株式市場全体を代表する指数(S&P 500・ナスダック・ダウ)と、それを組み入れたETF

テクニカル指標

財務ではなく、株価の動き・トレンド・過熱をチャートで見る指標

RSI(相対力指数)
直近で株価が上がった日と下がった日の勢いを比べ、0〜100で表す過熱・低迷の指標。
MACD (移動平均収束拡散)
短期・長期の移動平均線の差から、株価トレンドの方向と勢いを見る指標。
移動平均線 (SMA)
一定期間の終値の平均をつないで描いた線 — 株価のトレンドをなめらかに示す基本的なツールです。
ボリンジャーバンド (Bollinger Bands)
移動平均線の上下にボラティリティの分だけ帯を描き、株価が普段より高い位置か低い位置かを見る指標。
ベータ (Beta)逸話
市場が1%動いたとき、この銘柄が平均で何%それに連動して動くかを示す値 — リスクの大きさではなく、市場と一緒に動く度合いを測ります。
ゴールデンクロス・デッドクロス (Golden Cross・Death Cross)
短期移動平均線が長期線を上に抜けるとゴールデンクロス(上昇転換のサイン)、下に抜けるとデッドクロス(下落転換のサイン)とみなすチャートのシグナル。
サポートライン・レジスタンスライン (Support・Resistance)逸話
株価がなかなか下がらない価格帯がサポートライン、なかなか上がらない価格帯がレジスタンスライン — 多くの人の記憶と注文が集まってできる領域です。
出来高 (Trading Volume)逸話
一定期間に株式が売買された数量 — 価格の変化にどれだけ多くの取引が実際に参加したかを見る指標。
ローソク足チャート(陽線・陰線)逸話
1日(または一定期間)の株価の始値・終値・高値・安値をローソク1本で表したチャート — 上がれば陽線、下がれば陰線。
トレンドライン (Trendline)
株価の高値どうし、または安値どうしを結んだ線 — 流れが上・下・横のどこに向かっているかをひと目で見る道具。
TPO・マーケットプロファイル (Time Price Opportunity)逸話
1日のうち価格帯ごとに取引がとどまった時間をアルファベットで積み上げ、価格が最も長くとどまった区間を見る短期売買向けの分析手法。
POC(コントロールポイント・Point of Control)
マーケットプロファイルで取引が最も長くとどまった価格 — その日で最も多くの取引が集まった重心の価格とみなす。
バリューエリア (Value Area)
マーケットプロファイルで全取引の約70%が集中した価格帯 — その日の市場が妥当と受け入れた価格レンジと見ます。
各指標がStockloreでどのように計算されるか(詳細な算式・しきい値・出典)は算出基準ページでご覧いただけます。用語辞典は入門者向けのやさしい解説、算出基準は正確な計算式を扱います。

この用語解説は情報提供・参考のためのものであり、特定の銘柄の売買を勧めるものではありません。投資判断と責任はご利用者ご本人にあります。