Stocklore
マクロ・経済

雇用指標 (非農業部門雇用者数・NFP)

Nonfarm Payrolls (NFP)

米国で農業を除いた部門の雇用が1か月でどれだけ増えたかを見る指標 — 景気の体温計であり、FRBの金利決定の重要な根拠。

かんたんに言うと

非農業部門雇用者数は、アメリカで農業を除いたすべての産業(工場・サービス・建設など)の雇用が前月よりどれだけ増えたか減ったかを見る指標です。毎月第1金曜日に発表され、その日は「雇用統計の日」として市場が緊張します。

雇用が大きく増えれば経済が堅調だという意味です。同時に発表される失業率や時間当たり賃金(賃金が上がれば物価圧力)も一緒に見ます。

何が分かるか

雇用は景気の体温計です。人々に仕事があってこそ消費をし、消費が回ってこそ企業の業績も良くなるからです。そのため雇用統計は景気の大きな流れを示してくれます。

FRBは「物価の安定」とともに「最大雇用」を目標としており、雇用統計は金利決定の中心的な根拠です。雇用が過熱すると賃金・物価を刺激し、利上げの方向に傾くこともあります。

計算式

非農業部門雇用者数 = 農業を除く産業の1か月間の雇用増減(米国労働省、毎月第1金曜日に発表)
合わせて見る指標: 失業率・時間当たり賃金

高いとき・低いときの意味

雇用の好調は通常は景気にとって良い signal ですが、物価が過熱している局面では「雇用が強すぎる → さらに利上げの可能性」と読まれ、株式市場にはかえって重荷になることもあります。同じ数字でも局面によって反対に解釈されます。

1か月の数字はばらつきがあり、後で修正されることもあるため、一度きりより数か月の推移で見るほうが正確です。

留意点

「良い雇用 = 株式市場の上昇」が常に当てはまるわけではありません。物価が問題になっている時期には、強い雇用が利上げ懸念につながり、株式市場にとって悪材料のように働くこともあります。同じ指標でも、その時に市場が何を心配しているかによって読まれ方が変わります。

発表された数字は後から修正されることが多くあります。初回の発表よりも推移に表れます。

雇用統計はマクロデータのため、市場の反応が常に一定とは限りません。この用語は市場ニュースを理解するための背景知識です。(※ 当画面では個別企業のSEC開示に基づく財務を扱っています。)

一緒に見るとよい指標

実際の銘柄で見る

Search US stocks on Stocklore to see 雇用指標 and other financial metrics alongside the sector benchmark.

Stocklore がこの指標をどう計算しているか(計算式・しきい値・SEC の出典)は算出基準のページで確認できます。

この用語解説は情報提供・参考用であり、特定の銘柄の売買を勧誘するものではありません。投資判断と責任はご利用者本人にあります。