ADR (米国預託証券)
外国企業の株式を米国市場で取引できるようにした証券 — 米国口座で海外企業に投資するための経路。
かんたんに言うと
台湾のTSMCや中国のアリババのように、米国企業ではない企業が米国市場で取引されているのを見たことがあるはずです。これが可能なのはADRのおかげです。
米国の銀行がその外国株式を保管し、代わりに「その株式に対する証券」を米国市場に上場してドルで売買できるようにしています。日本の投資家も米国口座で世界の企業に投資できる経路です。
何が分かるか
米国の取引所で取引される銘柄でも、実態は外国企業である場合があることが分かります(例:TSMは台湾企業のADR)。
ADRを通じれば、両替や海外口座なしに米国市場の中で海外企業に投資できます。
計算式
定まった算式なし — 米国の銀行が外国企業の株式を保管し、それに対応する証券(ADR)を米国市場に上場してドルで取引できるようにする。 (ADR 1株が原株の何株に相当するかは銘柄ごとに異なる)
高いとき・低いときの意味
ADRの価格は、もとになる本国株式(原株)の価値と為替レートの両方を反映します。原株が上がったり、その国の通貨が強くなるとADRも上がる傾向があります。
本国市場と米国市場では取引時間が異なるため、原株とADRの間に一時的な価格差が生じることもあります。
ADRは為替の影響を受けます。企業の株価がそのままでも、その国の通貨が弱くなればADRの価値は下がることがあります。
預託銀行が徴収する手数料(ADR fee)があり、配当に外国の税金がかかることもあります。
本国の規制・政治リスクはそのままADRに伝わります。米国銘柄のように見えても、その国のリスクを抱えています。
一緒に見るとよい指標
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この用語解説は情報提供・参考用であり、特定の銘柄の売買を勧誘するものではありません。投資判断と責任はご利用者本人にあります。