基軸通貨 (Reserve Currency)
国際取引や外貨準備の基準として使われる通貨 — 現在は米ドル。そのため米国の金利や政策が世界中の市場を揺らす。
かんたんに言うと
基軸通貨とは、世界中が貿易をしてお金をやり取りするときに「共通の基準」として使うお金です。今は米ドルがその役割を担っています。韓国が原油を買うときも、他の国同士の取引でも、通常はドルで決済します。
そのため各国の中央銀行はドルを多く積み上げています(外貨準備)。ドルが世界の基準となるお金なので、米国で起きること(特に金利)が世界中に広がるのです。
何が分かるか
ドルが基軸通貨であるため、米国FRBの金利決定は米国だけの話ではありません。米国の金利が上がると世界中の資金がより安全で金利の高いドルに集まり、他国の株式市場・通貨が揺れます。
そのため日本の市場も米国の金利やドルの動きに大きく影響を受けます。米国の金融政策が変わると、その波はここまで及びます。
計算式
基軸通貨 = 世界の貿易決済・各国の外貨準備の中心となる通貨 現在は事実上、米ドル(USD)がその役割
高いとき・低いときの意味
米国の金利が上がったり危機が起きたりすると、安全な基軸通貨であるドルにお金が集まり、ドルが強くなる傾向があります。ドルが強くなると新興国から資金が流出することもあります。
逆に米国が金利を下げるとドルは弱くなり、リスクを取る資金が他の市場へ広がることもあります。
「基軸通貨だからドルは常に安全だ」という言い方は単純化しすぎです。ドルの価値も米国の経済・政策によって変動し、長期的には基軸通貨としての地位が変わりうるという議論も常にあります。
基軸通貨の地位は一朝一夕には変わりませんが、だからといって米国の政策の影響が小さくなるわけではありません。米国の金利ひとつが世界中に波及する構造です。
為替・通貨の動きはマクロの領域です。この用語は市場ニュースを理解するための背景知識です。(※ この画面では個別企業のSEC開示に基づく財務を扱います。)
一緒に見るとよい指標
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この用語解説は情報提供・参考用であり、特定の銘柄の売買を勧誘するものではありません。投資判断と責任はご利用者本人にあります。