S-4 (合併・株式交換の登録書)
買収・合併の対価として現金ではなく新株を発行する際にSECへ提出する登録書類 — 交換比率と取引条件が記載される。
かんたんに言うと
会社を買い取るとき、代金を現金だけで支払うとは限りません。自社の株式を新たに発行して、相手会社の株主に渡すこともあります。そのように新株を発行するには事前にSECへ登録する必要があり、そのときに提出する書類がS-4です。
ですからS-4が出たということは«株式で対価を支払う取引»だという意味です。現金だけで買う取引では、この書類は出ません。
何が分かるか
S-4には«相手会社1株を自社株何株と交換するか»という交換比率が記載されています。取引の規模と条件を、会社の発表文ではなく登録書類から直接確認できます。
両社の財務と、統合した場合の姿も一緒に載っています。別々に見ていた数字を一か所で見比べられます。
計算式
S-4 = [M&A](mergers-acquisitions)・株式交換の対価として**新株を発行**する際に提出する登録書類 記載される内容:交換比率(相手会社1株につき自社株何株か) · 取引条件 · 両社の財務
高いとき・低いときの意味
株式で支払うと発行株式数が増え、既存株主の持分が[希薄化](dilution)します。1株あたりの取り分が減る代わりに会社が大きくなる取引です。
現金で買えば[借入](debt-equity)や手元の現金が減り、株式で買えば株式数が増えます。何で支払ったかによって財務に残る跡が変わります。
S-4が出たからといって取引が完了したわけではありません。登録書類にすぎず、その後に株主の承認や規制当局の審査が残っています。不成立になる取引もあります。
交換比率が固定か変動かによって意味が変わります。株価に応じて比率が動く条件もあるため、発表時点の取引金額がそのまま維持されるとは限りません。
取引条件は交渉の過程で変わることもあります。その場合は訂正版が改めて提出されます。
一緒に見るとよい指標
この用語を扱う使い方
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この用語解説は情報提供・参考用であり、特定の銘柄の売買を勧誘するものではありません。投資判断と責任はご利用者本人にあります。