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合併・買収 (M&A)

Mergers & Acquisitions

ある会社が別の会社を買い取る(買収)、または二つが一つになる(合併)こと — 一気に規模を大きくできますが、支払う価格が高ければ価値を削ることもあります。

かんたんに言うと

M&Aは、ある会社が他の会社をまるごと買い取る(買収)、または二つの会社が一つになる(合併)ことです。時間をかけて育てる代わりに、すでにある会社を買って一気に規模・技術・市場を得る方法です。

買収する際は通常、相手の会社の帳簿価値に上乗せして買います。その上乗せ分は会社の帳簿に「のれん(Goodwill)」という資産として残ります。

何が分かるか

M&Aは「買う側」と「買われる側」の立場が正反対です。買収対象となった会社の株価は通常、上乗せ分への期待で上がり、買収する会社の株価は「高すぎる値段で買ったのではないか」という懸念で抑えられることもあります。

結果を分けるのは価格と統合です。良い会社でも高い対価を払えば得られるものは少なく、対価が見合っていて2社のシナジー(コスト削減・クロスセル)を活かせれば価値は大きくなります。

計算式

M&A = 買収(ある会社が他の会社を買い取る) + 合併(二つが一つに統合)
買収価格が相手の純資産より大きい場合、その差額がのれん(Goodwill)として資産に計上される

高いとき・低いときの意味

買収する側では、払った対価とその買収が生み出すものが見合っているかが後から明らかになります。買収後にROIC(投下資本に対する利益)が下がれば、高い対価で買ったというサインである場合があります。

買収代金を現金で支払ったのか、借入で行ったのか、新株を発行して(希薄化)行ったのかによって、財務への影響は変わります。

留意点

M&Aは「発表時に語られる明るいシナジー」が実際には実現しないことも多くあります。2社の組織・システム・文化を統合するのは難しく、高い金額で買ったのれんは、後で事業が振るわない場合に大きな損失(のれんの減損)として返ってくることもあります。

買収する会社が多額の借入をして買った場合、買収自体がうまくいっても財務負担(利息・負債比率)は大きくなります。買収のニュースでは「どのように資金を調達したか」がその負担を語ってくれます。

「大型買収=良い成長」と断定はできません。自力で成長できない会社が買収で外形だけを大きくする場合もあります。買収後に本業の収益性が実際に良くなるかどうかに答えがあります。

一緒に見るとよい指標

この用語を扱う使い方

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この用語解説は情報提供・参考用であり、特定の銘柄の売買を勧誘するものではありません。投資判断と責任はご利用者本人にあります。