利益確定・損切り (Take Profit・Stop Loss)
利益を確定するために売るのが利益確定、損失を抑えるために売るのが損切り — どちらも「いつ売るか」をあらかじめ決めて感情的な売買を防ぐための原則です。
かんたんに言うと
利益確定は「利益が出たときに売ってその利益を確保すること」、損切りは「損失が出たときに大きくなる前に売って損失を止めること」です。どちらも「いつ売るか」をあらかじめ決めておくことです。
人は利益が出ると「もっと上がるかも」と欲が出て、損失が出ると「また上がるだろう」と先延ばしにしがちです。利益確定・損切りは、そうした感情に振り回されないようにルールをあらかじめ決めておく方法です。
何が分かるか
利益確定・損切りは「買うことより売ることのほうが難しい」という投資の実際を示しています。いつ売るかをあらかじめ決めておくと、感情的な売買を減らし、一度の大きな損失で崩れることを防げます。
特に損切りは「自分の判断が外れたときに備えた安全装置」です。損失を認めて止めるほうが、耐えてさらに大きくするよりよい場合が多くあります。
計算式
利益確定 = 目標とした利益に達したら売って利益を確定する 損切り = 決めた損失の限度に達したら売って、さらに大きな損失を防ぐ
高いとき・低いときの意味
損切りの原則があれば、一つの銘柄の損失が抱えきれないほど大きくなるのを防げます。利益確定の原則は、欲に引きずられて利益を逃すことを減らします。
ただし損切りラインをあまりに厳しく置くと、わずかな値動きでも売られてしまい、緩すぎると安全装置の役目を果たしません。損切りラインをどこに置いても、この2つの方向のトレードオフが生じます。
利益確定・損切りに「正解の数字」はありません。何%で売るかは人・銘柄・戦略によって異なるため、誰かの基準をそのまま真似ても合わないことがあります。(これは売買の原則を説明するものであって、特定の売買を勧めるものではありません。)
損切りの後に株価が反発したり、利益確定の後にさらに上がることは常にあります。それでも原則を守る理由は「毎回当てること」ではなく「大きな失敗を避けること」のためです。
頻繁な損切り・利益確定は取引コストと税金を増やします。ルールを細かく設定するほど、売買回数も一緒に増えます。
一緒に見るとよい指標
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この用語解説は情報提供・参考用であり、特定の銘柄の売買を勧誘するものではありません。投資判断と責任はご利用者本人にあります。