ナンピン買い (Averaging Down)
買った株が下がったときに買い増して平均取得単価を下げること — 反発すれば有利ですが、下げ続ければ損失が大きくなります。
かんたんに言うと
ナンピン買いは、買った株が下がったときに買い増して、平均取得単価を下げることです。100ドルで1株買った後、60ドルに下がったときにもう1株買うと、平均単価は80ドルになります。そうすると80ドルまで戻るだけで元本に戻ります。
反発すればより早く利益になりますが、そこからさらに下がれば損失は二倍に膨らみます。そのため「うまく使えば薬、間違えば毒」といわれる方法です。
何が分かるか
ナンピン買いは「下落を機会と見るか、リスクと見るか」の選択です。会社の状態は変わらないのに市場全体の影響で株価が下がったのなら機会になり得ますが、会社自体が悪化して下がっているのなら損失を大きくするだけです。
そのためナンピンの結果は「なぜ下がったのか」によって分かれます。ファンダメンタルズ(業績・財務)は変わらず価格だけが下がった場合と、事業が悪化して下がった場合ではその後が違います。
計算式
ナンピン買い = 保有銘柄が下落したときに買い増して平均取得単価を下げること 例: 100で1株 + 60で1株 → 平均単価80
高いとき・低いときの意味
下落の理由が一時的で会社が健全なら、ナンピン買いは平均単価を下げ、回復時に有利に働きます。逆に会社が構造的に悪化している最中なら、ナンピン買いは損失を膨らませる罠になります。
一つの銘柄に何度もナンピン買いをすると、その銘柄の比重が大きくなりすぎ、分散が崩れてリスクが一箇所に偏ります。
ナンピン買いの最大のリスクは「下がるには理由がある」という点です。会社が悪化して下がっている株にナンピン買いをすると、平均単価は下がっても損失額は増え続けます。株価が下がったという理由だけで買い増すのは危険です。(これは概念の説明であり、特定の売買を勧めるものではありません。)
ナンピンで一つの銘柄の比重が過度に大きくなると、その銘柄がつまずいたとき全体が揺らぎます。買い増している間、分散はその分薄まります。
「平均取得単価を下げた」という心理的な安心感が、実際には良くない銘柄を手放せなくする落とし穴になることもあります。
一緒に見るとよい指標
実際の銘柄で見る
Search US stocks on Stocklore to see ナンピン買い and other financial metrics alongside the sector benchmark.
この用語解説は情報提供・参考用であり、特定の銘柄の売買を勧誘するものではありません。投資判断と責任はご利用者本人にあります。