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市場の流れ・心理

ボラティリティ (Volatility・VIX)

Volatility / VIX

株価が上下に揺れ動く度合い — 大きいほど不確実性・恐怖が大きいという意味。市場全体のボラティリティ指標がVIX(恐怖指数)。

かんたんに言うと

ボラティリティとは、株価が上下にどれだけ激しく揺れ動くかということです。1日に1%ずつ動く株と10%ずつ動く株があれば、後者のほうがボラティリティが大きいということです。

市場全体のボラティリティを示す代表的な指標がVIXです。投資家が不安になるほどVIXは跳ね上がるため、「恐怖指数」とも呼ばれます。市場が穏やかなときは低く、暴落局面では急騰します。

何が分かるか

ボラティリティは「リスクの大きさ」を測るものさしです。同じ期待リターンでも、ボラティリティが大きいほど気をもむ場面が多く、短期的な損失の可能性も大きくなります。

VIXが急騰すると市場に恐怖が広がっているサインで、急落局面とともに現れることが多いです。逆に低すぎる場合は、市場が油断していると読まれることもあります。

計算式

ボラティリティ = 株価の収益率が平均からどれだけばらつくか(標準偏差)で測定
VIX = S&P 500オプションから推定した今後30日間の期待ボラティリティ(「恐怖指数」)

高いとき・低いときの意味

ボラティリティが大きいことが、必ずしも悪いわけではありません。リスクと機会がともに大きくなる局面だからです。ただし、心穏やかな投資とは距離があります。

ボラティリティが大きい銘柄(高いベータ)は、市場が上がるときはより上がり、下がるときはより下がる傾向があるため、自分の性向に合うかを考える手がかりになります。

留意点

ボラティリティは「方向」ではなく「揺れの大きさ」です。ボラティリティが大きいことがそのまま下落を意味するわけではありません。上にも下にも大きく動きうる、という意味です。

VIXのようなボラティリティ指標で市場の底や天井を当てようとする試みは、しばしば外れます。雰囲気を読む参考にはなっても、売買タイミングを決める道具とは言いにくいです。

ボラティリティやVIXは市場データです。この用語は、市場ニュースを理解するための背景知識です。(※ この画面は個別企業のSEC開示・財務が中心で、個別銘柄の株価の揺れはベータで見ます。)

エピソード

市場が穏やかなとき、VIX(恐怖指数)は通常10〜20程度にとどまります。ところが2020年3月、新型コロナのパンデミックで株式市場が暴落すると、VIXは82を超えて史上最高値をつけました。2008年の金融危機に匹敵する恐怖でした。

1か月ほどで市場は30%以上下げ、その後は急速に反発しました。ボラティリティは「方向」ではなく「揺れの大きさ」であり、恐怖が極まった瞬間が常に底でも天井でもないことを示しました。ですからVIX一つで売買タイミングを当てようとする試みは危険です。

一緒に見るとよい指標

実際の銘柄で見る

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Stocklore がこの指標をどう計算しているか(計算式・しきい値・SEC の出典)は算出基準のページで確認できます。

この用語解説は情報提供・参考用であり、特定の銘柄の売買を勧誘するものではありません。投資判断と責任はご利用者本人にあります。