ARS(株主向け年次報告書)
株主総会の案内とともに株主へ送る年次報告書 — 10-Kと内容が重なりますが、読んでもらうために作られた冊子です。
かんたんに言うと
会社が株主総会を開くとき、[DEF 14A](form-def14a)で議案を諮りますが、その封筒に一緒に入れて送るのが年次報告書です。その写しがSECにも掲載され、書式名がARSです。
内容は[10-K](sec-filings)とかなりの部分が重なります。違うのは作られた目的です — 10-Kは規定どおりに記した書類で、ARSは株主に読んでもらうために写真や図表を入れて編んだ冊子です。
何が分かるか
冒頭に最高経営責任者が株主へ宛てた手紙が付く場合が多いです。会社が過去1年を自らどうまとめているか、どの数字を前面に出しているかが、そこに表れます。
後ろの方にはたいてい10-Kがそのまま付いています。そのため、一つのファイルの中で会社の説明と監査済みの財務諸表を続けて見ることができます。
計算式
ARS = 株主へ送る年次報告書 根拠 = 委任状規則(Rule 14a-3)— 株主総会の議案を諮る際に同封する 提出先: SEC EDGAR(写し)
高いとき・低いときの意味
同じ年の10-Kと並べて置くと、「会社が選んだ言葉」と「規定が求めた数字」が分かれて見えてきます。
この画面では、銘柄詳細の最近の開示一覧でこの書式を表示し、押すとSECの原文へ移動できます。
**ARSは文書全体が監査の対象ではありません。** 監査人が意見を述べたのはその中の財務諸表であり、冒頭の手紙や事業紹介は会社が書いた文章です。
手紙や要約は、会社が強調したい順に書かれます。同じ年に売上が減っていても、別の指標を前に出すことがあります — 数字は財務諸表の側で確認するのが正確です。
すべての会社がSECにARSを提出するわけではありません。提出がないからといって年次報告書を作っていないわけではなく、自社サイトにだけ置いている場合もあります。
一緒に見るとよい指標
実際の銘柄で見る
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この用語解説は情報提供・参考用であり、特定の銘柄の売買を勧誘するものではありません。投資判断と責任はご利用者本人にあります。