FCF利回り (FCF Yield)
時価総額に対してFCFが何%かを示す指標 — 会社が稼ぐ現金を基準に株価の水準を見ます。
かんたんに言うと
会社を丸ごと買ったと仮定して、「毎年入ってくる余剰キャッシュが購入価格の何%か」を見るものです。建物を買うときに「年間の賃料利回りは何%か」を計算するのと同じです。
PERが利益で株価の水準を見るものだとすれば、FCF利回りは実際に残るキャッシュで見ます。5%なら毎年、時価総額の5%にあたるキャッシュが入ってくるという意味です。
何が分かるか
帳簿上の利益ではなく、手元に残るキャッシュを基準にバリュエーションを見ます。利益は良く見えてもキャッシュが入ってこない会社を見分けられます。
高いほど稼ぐキャッシュに対して株価の水準が低いという意味になるため、バリュー投資でよく使われる物差しです。
計算式
FCF利回り = FCF(フリーキャッシュフロー) ÷ 時価総額 × 100 (PERを逆にしたものに近いが、利益ではなく実際の現金で見る)
高いとき・低いときの意味
FCF利回りが高い場合、キャッシュ創出に対して株価の水準が低めと見ます(国債利回りと比較されることもあります)。
低い、またはマイナスの場合は、キャッシュを稼げていないのに株価が高いという意味で、成長期待が大きく反映された状態である可能性があります。
単年のFCFは大規模な設備投資(CapEx)や一時的な要因で大きく振れます。単年の数値よりも複数年の推移に表れます。
積極的に投資する成長企業は、あえてFCFが低くなります。低いから必ず悪いというわけではありません。
FCFの定義(設備投資だけを差し引くかなど)は会社や計算方法によって異なるため、基準が違うと数値同士を比べられません。
一緒に見るとよい指標
実際の銘柄で見る
Search US stocks on Stocklore to see FCF利回り and other financial metrics alongside the sector benchmark.
この用語解説は情報提供・参考用であり、特定の銘柄の売買を勧誘するものではありません。投資判断と責任はご利用者本人にあります。