PCE (個人消費支出物価指数)
消費者が実際に使った支出をもとにした物価指標 — FRBがインフレ目標(2%)を判断する際に最も重視する物差し。
かんたんに言うと
PCEもCPIと同じく物価を測る指標ですが、「人々が実際にどこにお金を使ったか」をより反映します。値段が上がるとより安いものに乗り換える消費者の行動まで取り込むため、CPIより現実に近いと評価されることもあります。
FRBは物価目標(2%)を判断するとき、CPIではなくこのPCE(特にコアPCE)を見ます。そのため「FRBが見る本当の物価」と呼ばれます。
何が分かるか
FRBが金利を決める際に最も重視する物価指標なので、PCEはそのまま「FRBの次の動き」のヒントになります。CPIより発表は遅いものの、重みはより大きいです。
変動の大きいエネルギー・食品を除いたものがコアPCEです。FRBの2%目標は、まさにこのコアPCEが基準です。
計算式
PCE物価指数 = 家計の実際の消費支出を反映して物価を指数化(米国商務省が発表) FRBの物価目標(2%)は通常コアPCEが基準
高いとき・低いときの意味
コアPCEが2%目標から離れるほど利上げ圧力が、近づくほど緩和期待が高まる、というふうに読まれます。
CPIとPCEが同じ方向なら物価の流れは明確で、food食い違う場合は二つの指標が異なる絵を描いているということです(FRBはPCEを優先します)。
CPIとPCEは計算方法や品目の比重が違うため、値が異なって出ます。一般にPCEはCPIより低めに出る傾向があるので、両者を混同して比べると誤解が生じます。
PCEはCPIより発表が遅れます。速報性ではCPIが速く、FRBが政策に使うのはPCEです。
PCEはマクロ指標です。この用語は市場ニュースを理解するための背景知識です。(※ 当画面では個別企業のSEC開示の財務を扱います。)
一緒に見るとよい指標
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この用語解説は情報提供・参考用であり、特定の銘柄の売買を勧誘するものではありません。投資判断と責任はご利用者本人にあります。