アーニングサプライズ (Earnings Surprise)
発表された実績(主にEPS)が市場予想(コンセンサス)とどれだけ差があるか — 上振れならサプライズ、下振れならショックです。
かんたんに言うと
会社が決算を発表する前に、証券会社のアナリストたちは「今四半期のEPSはおおよそこのくらいだろう」という予想値を出します。その予想の平均がコンセンサス(市場予想)です。
アーニングサプライズは、実際に発表された数字がこの予想をどれだけ外れたかです。予想より良ければ「アーニングサプライズ」(上振れ)、予想より悪ければ「アーニングショック」と呼ばれます。
何が分かるか
株価にはすでに市場の期待がある程度織り込まれています。そのため「良い実績」よりも「予想より良い実績」が株価を動かします。実績が過去最高でも予想に届かなければ株価が下がることがあるのは、このためです。
アーニングサプライズは「会社の実力」よりも「市場予想に対する結果」を示します。ですから同じ実績でも、予想がどこにあったかによってサプライズになることも、ショックになることもあります。
計算式
サプライズ(%) = (実際のEPS − 予想EPS(コンセンサス)) ÷ |予想EPS| × 100
高いとき・低いときの意味
実際が予想を上回ればプラス(サプライズ)、下回ればマイナス(ショック)です。ただし1四半期のサプライズよりも、複数の四半期にわたり連続して予想を超えているか(継続性)のほうが意味を持ちます。
売上高は予想を超えたのにEPSだけ超えた場合(あるいはその逆)もあります。どこでサプライズが出たのか(規模なのか収益性なのか)によって意味が変わります。
会社があらかじめ予想を低めに設定すると(保守的なガイダンス)、実際は平凡でも「サプライズ」に見せることができます。ですからサプライズ1回よりも、それがどう作られたかのほうが多くを語ってくれます。
調整後(Non-GAAP)EPSを基準にサプライズを測ることが多く、会計基準(GAAP)の利益とは異なる場合があります。どのEPSで測ったかによってサプライズの大きさが変わります。
サプライズが出ても株価が逆に動くこともあります。市場は発表された数字よりも、今後の見通し(ガイダンス)に反応することが多いからです。
一緒に見るとよい指標
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この用語解説は情報提供・参考用であり、特定の銘柄の売買を勧誘するものではありません。投資判断と責任はご利用者本人にあります。