ガイダンス (Guidance)
会社が自ら示す次の四半期・通年の業績見通し — 市場の期待を形づくり、株価を動かす会社自身の予報。
かんたんに言うと
ガイダンスは、会社が自ら「次の四半期(または今年)の売上・利益はおおよそこのくらいになりそうだ」と示す見通しです。会社が自分の事業について天気予報をするようなものですね。
通常、決算発表の際に前四半期の成績と一緒に公表されます。アナリストはこのガイダンスを参考にしてコンセンサス(市場予想)を調整します。
何が分かるか
過去の実績よりもガイダンスのほうが株価を大きく動かすことがよくあります。市場は過去より未来を見て取引するからです。実績が良くても次の見通し(ガイダンス)が悪ければ株価が下がることは珍しくありません。
ガイダンスを引き上げれば(上方修正)会社が先行きに自信を持っているというサイン、引き下げれば(下方修正)業況や需要が冷え込んでいるサインとして読まれます。
計算式
ガイダンス = 会社が発表する今後の売上・利益などの予想レンジ(例:「次の四半期の売上は100〜105億」)
高いとき・低いときの意味
ガイダンスの上方修正は一般に前向きに、下方修正は否定的に受け止められます。ただし会社があえて保守的に低めに提示する傾向(後で上回りやすくするため)もあるため、額面どおりに見るのは難しい面があります。
会社がガイダンスをそもそも出さない、あるいは取り下げる(撤回)場合、先行きが不透明であるサインかもしれません。
ガイダンスは会社が「自ら」出す見通しなので、客観的な事実ではなく経営陣の期待・意図が混ざっています。保守的に低めに設定して後で容易に上回るような形で管理することもあるため、ガイダンスと実際の結果との普段の差がその傾向を表します。
ガイダンスは調整後(Non-GAAP)ベースで提示されることが多く、会計基準(GAAP)の実績と直接比べるとかみ合わないことがあります。
マクロ環境が急変すると、会社もガイダンスを頻繁に修正します。そのためガイダンスは、ある一時点の数字ではなく、何度も修正された履歴として残ります。(※ ガイダンスは会社が決算発表・プレスリリースで出す情報で、当画面はSEC開示にもとづく確定実績を扱います — この用語は決算ニュースを読むときの背景知識です。)
一緒に見るとよい指標
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この用語解説は情報提供・参考用であり、特定の銘柄の売買を勧誘するものではありません。投資判断と責任はご利用者本人にあります。