臨時報告 (8-K)
会社に大きな出来事があったとき、定期報告書を待たずにすぐ提出する米国の開示 — 何があったかが«項目番号»で一緒に記されます。
かんたんに言うと
[10-K・10-Q](sec-filings)が決まった時期に出す成績表だとすれば、8-Kはその合間に急に起きた出来事を知らせる書類です。決算を発表したとき、役員が代わったとき、大きな契約を結んだときに出ます。
8-Kには«何のために出したのか»が項目番号で記されています。2.02は決算発表、5.02は役員・取締役の異動、1.01は重要な契約の締結です。番号を見るだけで、どんな種類の知らせかが分かります。
何が分かるか
項目番号は会社が自分で選んだものではなく、SECが定めた一覧に沿ったものです。そのため、会社ごとに表現が変わるプレスリリースと違い、同じ番号はどこでも同じ意味になります。
1件に複数の項目が付くこともあります。たとえば持株会社への再編のような大きな変化では、契約の締結(1.01)・資産の取得(2.01)・役員の異動(5.02)・定款の変更(5.03)が一度に記されることもあります。
計算式
8-K = 定期報告書([10-K・10-Q](sec-filings))の合間に出す臨時報告 ほとんどの事由は、その出来事から4営業日以内に提出 事由は«項目番号»で表示 — 例: 2.02 決算発表 · 5.02 役員の異動 · 1.01 重要な契約の締結
高いとき・低いときの意味
項目ごとに意味がまったく異なるため、«8-Kが多い・少ない»では何も分かりません。決算発表(2.02)は四半期ごとに出る日常的なものですが、4.02(過去に提出した財務諸表が信頼できないという届出)はごくまれに出る会計上の問題です。
項目の中には事実の伝達が目的のものもあります。9.01(財務諸表・添付書類)は«添付がある»という意味で、7.01(公正開示)は«この資料を公開する»という手続き上の項目なので、それ自体は内容を語りません。
項目番号は種類だけを示し、内容までは分かりません。1.01(重要な契約)はM&Aのこともあれば、融資契約のことも、販売契約のこともあります。何なのかは原文を開いてはじめて分かります。
8.01(その他の事項)は文字どおり残り全部です。よく使われますが、番号だけでは内容が分かりません。
8-Kは«起きたこと»を知らせる書類なので、これから何をするという計画や見通しは通常含まれません。
一緒に見るとよい指標
この用語を扱う使い方
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この用語解説は情報提供・参考用であり、特定の銘柄の売買を勧誘するものではありません。投資判断と責任はご利用者本人にあります。